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ゲームイベントの複数カメラ配信では、スイッチャーの切り替えをカメラ担当や出演者にも伝えます。カメラの近くにタリーライトがあれば、オンエア中の位置が見え、視線や声かけの行き違いを減らせます。
対応スイッチャーや信号の通し方、給電方法は製品ごとに違います。小型Wi-Fi機もあれば、Ethernetで複数灯をつなぐタイプも。接続先と必要な電源を確かめると、現場に合う構成を見つけやすくなります。
カメラ合図の役割
大会では試合画面に加えて実況や解説者、選手や客席もカメラに収めます。映像が切り替わる場面で赤いタリーを見れば、担当者が話し始めるタイミングを共有しやすくなります。
プレビューを緑、接続状態を青で示す機種もあります。演者向けの大きなランプとカメラ担当向けの小さな表示を分けられる製品も。誰にどの合図を届けるかで、現場での使い勝手が変わりますね。
スイッチャーから直接受ける方式のほか、カメラのHDMI経由やWi-Fi、Ethernetを使う方式もあります。方式によって必要な機材とネットワーク構成が異なります。
6製品の早見表
接続方式と対応機器、灯数の目安をまとめました。カメラに取り付けるタイプから、ベースユニットやネットワーク上のサーバーを介する構成まで、製品ごとに仕組みが異なります。
| 製品 | 接続・主な対応 | 現場での特徴 |
|---|---|---|
| Cerevo FlexTally Pro | GPIO・USB・Ethernet、100機種以上 | 国内向け無線と有線を混在、最大128灯 |
| Cerevo FlexTally Uni | Nikon ZRのシュー、HDMI-CEC経由 | 対象ATEM Mini 3機種とカメラ直結 |
| WiFiTally.eu WiFi Tally, micro | ATEMシリーズ、2.4GHz Wi-Fi | 最大4台、個別サーバー不要 |
| TALLY-MA V2 | ATEM・vMix・OBS・TriCasterなど | サーバーソフト経由、2ゾーンRGB表示 |
| SKAARHOJ Tally Box + Tally Lights | EthernetのTSL、ATEM、Sonyなど | 有線Catケーブル、4灯セット |
| Datavideo TD-3 | ITC-100・200・300 | 対応インターカム用の4灯セット |
灯数は接続条件と合わせて確認してください。FlexTally ProはEthernetで入力最大128、GPIO・USBでは最大16入力です。ランプは最大128台まで割り当て可能。SKAARHOJはTally Link 1台につき最大8灯です。
Wi-Fi式でも信号の経路は同じではありません。WiFi Tally, microはATEMと同じネットワークを使います。FlexTally Uniは対応カメラのHDMI出力からHDMI-CEC信号を受け取ります。
FlexTally Pro
Cerevo FlexTally Proの国内向け無線モデルは315MHz帯を使います。Ethernet接続のランプも混在させられるので、有線にするカメラと無線にするカメラを同じシステムで運用できます。
スイッチャー接続はGPIO(無電圧接点)、USB、Ethernetに対応しています。100機種以上のスイッチャーを扱え、入力数はEthernetで最大128、GPIO・USBで最大16です。ランプは最大128台まで割り当て可能。
基本セットはコントローラー1台とランプユニット4台。各ランプには高輝度フルカラーLEDを60個搭載し、明るさを4段階で調整できます。複数の信号方式を併用する現場にも適しています。
給電方法はランプとコントローラーで異なります。ランプはPoE、USB Type-C、LP-E6形状互換バッテリーに対応。三脚用の取り付けナットは四分の一インチ径の20 UNC規格で、コントローラーはUSB Type-C給電、PoE非対応です。
FlexTally Uni
Cerevo FlexTally Uniはニコンのデジタルアクセサリーシューに取り付けるタイプです。動作確認カメラはNikon ZRです。対応スイッチャーはATEM Mini Pro、ATEM Mini Pro ISO、ATEM Mini Extreme ISO G2。カメラのHDMI出力からHDMI-CECのタリー信号を受け取ります。
オンエアは赤、プレビューは緑で表示し、明るさは4段階に調整可能。発光部は78×45mmで、本体は100×100×50mm、約120gです。カメラのシューから給電するため、タリー用の外部電源や制御ケーブルを追加せずに取り付けられます。
メーカー希望小売価格はUS$249.00です。実売価格は時期や販売店によって変わります。対応カメラとスイッチャーが決まっている配信なら、電源まわりを増やさずに済むのはうれしいところですね。
Micro
WiFiTally.euのWiFi Tally, microはBlackmagic Design ATEMシリーズ向けの小型タリーです。2.4GHz帯のWi-Fiネットワークを別途用意してATEMからランプへ信号を送り、同時に最大4台まで運用できます。
オンエアは赤、プレビューは緑、接続状態は青で表示します。個別のコントローラーやPC上のサーバーは不要です。本体は約4×6×1.5cm、約41g。付属ストラップでカメラに固定できます。
USB-Aの5Vで給電し、モバイルバッテリーなら約4〜6時間使えます。電源アダプターを置きにくいカメラにも載せやすい一台です。ただし最大4台までなので、カメラ数の多い現場では上限を確認してください。
TALLY-MA V2
TALLY-MAのRGB Wireless Tally Light V2はBlackmagic ATEM全モデルに対応します。ほかにvMixやOBS、NewTek TriCaster、Bitfocus Companionもサポート。複数の配信システムを扱う現場には、この機種がおすすめです。
接続は2.4GHz Wi-Fiで、スイッチャーと同じネットワーク上でサーバーソフトウェアを動かします。対応PCまたは64bit Raspberry Piをサーバーに使えます。Wi-Fiルーターかアクセスポイントも必要です。
RGB表示に対応し、演者側とオペレーター側の2ゾーンを個別に制御できます。上面にも光が回るネオングロー設計で、ランプはUSB-C給電です。電源アダプターとケーブルは別途用意します。
カメラへの取り付けには四分の一インチねじからコールドシューへの変換アダプターも必要です。サーバーやWi-Fiに加えて電源と取付部品を用意する構成なので、設置条件を確かめておきましょう。
TALLY-MA V2
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SKAARHOJのTally Box + Tally LightsはEthernet経由のTSL、Blackmagic ATEM、Sonyに対応します。旧式GPIOを接続するときは別売のETH-GPI Linkが必要です。GPIO入力をそのままつなぐ製品とは構成が異なります。
4灯セットで始められ、Tally Link 1台につき最大8灯まで接続可能です。Tally BoxとランプはCatケーブルでつなぎ、スター型またはデイジーチェーン型で配線します。デイジーチェーンは最大3台までです。
演者側には大型の赤色灯、オペレーター側には小型の赤・緑表示を出せます。明るさ調整とオン・オフにも対応。ランプはCatケーブル経由で給電され、Tally LinkはPoEに対応します。
Tally BoxはPoEか付属の12V DC電源で給電します。ランプはコールドシューまたは四分の一インチねじで取り付け可能。有線配線をまとめやすいため、固定カメラの多い現場に適しています。
TD-3
Datavideo LED Tally Light TD-3はITC-100、ITC-200、ITC-300インターカムシステム向けの有線タリーです。対応するITCベースユニットとの組み合わせが前提で、一般的なスイッチャーには直接つなげません。
4灯セットで、接続には3.5mmステレオGPIケーブルを使います。オンエアは赤、プレビュー(キュー)は緑です。色分けがシンプルなので、カメラ担当にも合図が伝わりやすいでしょう。
各ライトは3ピンXLR経由で12V給電し、最大電流は約100mAです。付属のベルクロストラップでカメラに固定できます。Datavideoの対象インターカムを使っている現場なら、既存システムに沿ってタリーを追加できます。
結論
カメラ数が多く、有線と無線を混在させる現場にはCerevo FlexTally Proをおすすめします。Nikon ZRと対応ATEM Miniを使い、カメラ側の電源やケーブルを増やしたくないならFlexTally Uniを選べます。
ATEMで4台まで運用するならWiFi Tally, microが適しています。配信ソフトをまたぐネットワーク連携や前後別の色表示を求める現場にはTALLY-MA V2をおすすめします。有線Ethernetで灯数を増やすならSKAARHOJ、Datavideo ITCを使う現場にはTD-3が合います。
スイッチャーやカメラとの信号経路、必要な灯数、給電と取付方法をまとめて確認しましょう。カメラ担当と出演者の双方に合図が見えることが大切です。現場の接続系統に合うタリーなら、切り替え時の迷いを減らせます。
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