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映画の台詞が画面の真ん中から聞こえる。そんなホームシアターを目指すなら、スピーカーをスクリーンの裏に置ける音響透過型が合います。映像と声の位置をそろえやすく、臨場感も高められます。
幕面の仕様に加えて、使わない間に収納する電動式か、常設するパネル式かも製品選びのポイントです。100型を中心に、構造や寸法の異なる4製品を紹介します。
| 製品 | 方式 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| EASTONE × KIKUCHI 4K/8K対応 電動巻き上げ音響透過型スクリーン | 電動巻き上げ | 上映後に幕を収納できる |
| EASTONE × KIKUCHI 4K/8K対応 パネルタイプ音響透過スクリーン | 張り込みパネル | 固定設置とベルベット加工のマスク |
| オーエス EP 電動スクリーン 100型 サウンドマット | 電動巻き上げ | 2種類の取付金具が付属 |
| オーエス TP サイドテンション電動スクリーン 100型 サウンドマット | サイドテンション付き電動巻き上げ | 天井高に合わせた有償セミオーダーに対応 |
音響透過型の基本
音響透過型は、映像を映すスクリーンの後ろにスピーカーを置ける構造です。センタースピーカーを画面中央付近に配置しやすく、人物の声と映像が同じ方向から届く感覚を作れます。
一般的なスクリーンでは、スピーカーを画面の下や左右に置く構成が中心です。音響透過型なら画面裏に収められるので、周辺もすっきりします。専用室で機器を視界に入れたくない人にもおすすめです。
幕面の織り方や表面処理は製品ごとに違い、音の通り方や投写面の仕様も一律ではありません。EASTONE × KIKUCHIの2製品はTHX認定で、オーエスの2製品はサウンドマットを採用しています。
E8K電動100型
EASTONE × KIKUCHIの4K/8K対応 電動巻き上げ音響透過型スクリーンは、100型・16:9の電動式で、イメージエリアは2,214×1,245mmです。上映後は幕をケースに収納できるため、壁面を日中に別の用途にも使えます。
幕面はTHX認定のスーパー・AV・ニッティング織りで、裏面はステンレス・スパッタリングです。スクリーン面の繊維には再生PETを80%使用しています。
ケース外寸は全幅2,455mm、高さ84.5mm、奥行80mm。天井と壁のどちらにも取り付けられ、ブラケットと赤外線リモコンが付属します。上黒は標準900mmなので、投写位置と天井高の関係も確認しておきましょう。
公称ピークゲインは0.7±10%で、半値角は80°です。90〜120型では厚さ20mm以上の下地が必要で、超短焦点プロジェクターには適しません。設置条件と使用機種の組み合わせを先に確かめてください。
E8Kパネル100型
4K/8K対応 パネルタイプ音響透過スクリーンは、100型・16:9で、イメージエリアは2,214×1,245mmです。張り込み式なので、スクリーンを常設する専用室や、使うたびに幕を出し入れしたくない環境に合います。
幕面はE8Kスーパー・AV・ニッティング織りで、THX認定の音響透過仕様です。繊維には再生PETを80%使用し、裏面にはステンレス・スパッタリングを施しています。電動巻き上げ式と同シリーズの幕面を固定パネルで使いたい人におすすめです。
フレーム外寸は全幅2,414mm、高さ1,445mm、奥行40mmです。イメージエリアの外側には幅100mmのマスクがあり、BM仕様はベルベット加工。組み立て式アルミフレームで重量は約10.5kgです。壁面の空き寸法も確認してください。
レーザープロジェクターとの組み合わせによって、モアレが出る場合があります。これは映像の細かな模様が干渉して見える現象です。使うプロジェクターが決まっているなら、購入時に機種を伝えて販売店へ相性を確認すると安心でしょう。
EPサウンドマット
オーエスのEP-100HM-MRK1-WS902は、100型・16:9の電動巻き上げ式で、WS902サウンドマットを採用しています。スクリーン背面へのスピーカー設置に対応し、80〜140型まで10型刻みでサイズを選べます。
幕面は特殊繊維の細密なニット織りで、特殊バックコーティングと拡散型表面コーティングを施しています。公称ゲインは3°ゲイン0.71±10%、ハーフゲイン角は60°以上です。投写サイズや幕面仕様を重視する人におすすめです。
全幅は2,561mmです。スライディングブラケット使用時は全高2,223mm・奥行134mm、サイドブラケット使用時は全高2,217mm・奥行135mm。2種類の金具が標準装備されるため、設置場所に合う方を使えます。
希望小売価格は338,800円(税込)で、送料と設置費用は別途です。実売価格は時期や販売店によって変わります。サイドテンションを必須とせず、電動式で収納できる音響透過スクリーンが欲しい人にはEPがおすすめです。
TPサイドテンション
オーエスのTP-100HM-MRK1-WS902は、EPと同じWS902サウンドマットを使う100型・16:9の電動スクリーンです。サイドテンション機構を備え、巻き取り式で収納できます。この機構を重視する人が検討したい一台です。
イメージエリアは2,214×1,245mmで、公称ゲインは3°ゲイン0.71±10%、ハーフゲイン角は60°以上です。幕面には特殊繊維の細密なニット織りを使い、特殊バックコーティングと拡散型表面コーティングを施しています。EPとは幕面の基本仕様が共通です。
100型の全幅は2,747mmです。スライディングブラケット時は全高2,223mm・奥行134mm、サイドブラケット時は全高2,217mm・奥行135mm。120型以下では2種類のブラケットが標準装備され、天井高に合わせた全高の有償セミオーダーにも対応します。
希望小売価格は466,400円(税込)で、送料・設置費用は別途です。実売価格は時期や販売店によって変わります。EPとの希望小売価格の差は127,600円、全幅の差は186mm。機構や高さ調整の必要性を、費用と設置スペースに照らして考えましょう。
結論
収納性を優先するなら、EASTONE × KIKUCHIの電動巻き上げ式かオーエスEPがおすすめです。 E8K電動はTHX認定の幕面と標準900mmの上黒を備え、EPはサイズ展開と2種類の取付金具が持ち味です。
スクリーンを常設する専用室には、EASTONE × KIKUCHIのパネル型が合います。 フレーム外寸とベルベット加工のマスクまで含めて壁面に収まるなら、固定型のすっきりした構成を生かせます。
サイドテンション機構や天井高に合わせた全高調整が必要なら、オーエスTPを選ぶ理由になります。標準仕様で足りる場合はEPがおすすめです。 価格と横幅も踏まえ、部屋に合う一台を選んでください。
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