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ゼルダの設定画や世界観を、本でも味わいたい。そんな人に海外版の公式アートブックを紹介します。ゲーム画面に収まらない資料や、制作の背景に触れられるのが魅力です。
シリーズの公式年表を載せた本、作品をまたいで絵を集めた本、『ブレス オブ ザ ワイルド』の制作資料に特化した本を取り上げます。読みどころはそれぞれ違いますよ。
どれも英語版ハードカバーで、Dark Horse Booksから刊行された公式書籍です。本文とインタビューは英語。図版を中心に眺めたい人にも手に取りやすいでしょう。
3冊の早見表
まずは収録内容とページ数、参考価格をまとめました。シリーズ史、作品を横断するアート、『ブレス オブ ザ ワイルド』の制作過程の3つが軸になります。
| 書名 | 内容の軸 | 仕様・参考価格 |
|---|---|---|
The Legend of Zelda: Hyrule Historia | 公式年表、ハイラルの歴史、コンセプトアート | 英語版ハードカバー・276ページ・$39.99 |
| The Legend of Zelda: Art & Artifacts | シリーズ30年分の公式アート | 英語版ハードカバー・424ページ・$49.99 |
The Legend of Zelda: Breath of the Wild—Creating a Champion | 『ブレス オブ ザ ワイルド』とDLCの制作資料 | 英語版ハードカバー・424ページ・$49.99 |
価格は公式希望小売価格を参考値として載せています。実売価格は時期や店舗で変わるため、購入時に販売店の表示を確認してください。
年表と作品の歴史
『Hyrule Historia』は2013年刊行の276ページ本で、ハイラルの歴史とシリーズの公式年表を収めています。作品ごとの出来事を大きな流れで追いたい人におすすめです。
遊んだ作品がシリーズ史のどこに位置づくのか、少し混乱することもありますよね。本書の年表をたどると、各作品のつながりや世界の移り変わりを確認できます。
年表に加えて未公開コンセプトアートも収録しており、完成したゲームと見比べると、ハイラルや登場人物のイメージがどう形づくられたか想像がふくらみます。
作品名や地名の関係を初めて調べる人には、設定への入り口になります。文章をすみずみまで読み込まなくても、年表と図版から全体像をつかめるところが便利です。
未公開画と特別収録
宮本茂による序文と姫川明によるコミックも収録されています。歴史や設定の資料に、作り手の言葉や漫画も加わる構成です。
序文はシリーズの長い歴史を振り返る手がかりになり、コミックはページを読むテンポに変化を添えます。設定資料だけを追うのとはひと味違った読み心地です。
希望小売価格は$39.99で、紹介する3冊の中では比較的低めです。シリーズの歴史とコンセプトアートの両方に触れたい人には、収録内容の幅もうれしいでしょう。
30年分の公式アート
2017年刊行の『Art & Artifacts』は424ページで、シリーズ30年分の作品を横断する公式アートを収録し、『ブレス オブ ザ ワイルド』のアートも掲載しています。
ひとつの作品に絞らず、ゼルダの絵が時代とともにどう変わったかを眺められるのが特長です。遊んだ作品の記憶がよみがえる場面もありそうです。
キャラクターアート・箱絵・説明書用イラスト・販促アートがそろい、ゲーム内で見る機会が限られる公式ビジュアルまで掲載されています。作品の外にあるデザインも楽しめます。
複数の作品を遊んできた人なら、表現の違いにも気づくはず。好きなキャラクターを探す楽しみもあり、シリーズを通して眺めると絵の幅が伝わります。
箱絵からスプライトまで
説明書用イラストに加えてゲーム内で使われたスプライトも掲載され、細かなドット絵から公式イラストまで見られます。ゼルダのビジュアル表現の幅を感じられるでしょう。
シリーズに関わったアーティストへのインタビューも収録されています。絵を眺めるだけでは伝わらない制作側の考えを知る手がかりになり、図版の背景を読む楽しさもあります。
参考価格は$49.99で、424ページにシリーズをまたぐ図版とインタビューが収められています。作品全体の絵をたっぷり見たい人にぴったりですね。
BotWのデザイン資料
『Creating a Champion』は2018年刊行で、全424ページです。対象は『ブレス オブ ザ ワイルド』本編とDLCで、スケッチや公式イラスト、制作に関するデザイン資料を収録しています。
タクミ・ワダによるスケッチと公式イラストは約50ページです。デザインアートと制作者コメントは296ページにわたって掲載され、世界やキャラクターの設計をじっくり見られます。
遊んだときの風景を思い出しながらページを開くと、画面になる前のアイデアやデザインの工夫にも目が向きます。設定画を眺める楽しさと、ゲーム世界が組み立てられていく過程を読む面白さが詰まっています。
DLCも収録対象なので、追加内容を遊んだ人にも見どころがあります。遊び終えたあと、印象に残った場所や人物の背景をもっと知りたくなったとき、手に取りたい本です。
制作陣の言葉とハイラル史
『ブレス オブ ザ ワイルド』のハイラル史は55ページにわたります。アートやデザインの資料に加えて、ゲーム内の世界についても読みたい人におすすめです。
開発者インタビューには藤林秀麿・滝澤智・タクミ・ワダ・青沼英二が登場します。デザイン画と一緒に読むと、完成したゲームの背景にある制作チームの視点も伝わります。
希望小売価格は$49.99です。シリーズ全体の歴史を広く追う本ではなく、『ブレス オブ ザ ワイルド』の制作資料を深く味わう一冊です。作品を気に入った人なら、ページ数と収録内容の濃さも楽しめます。
結論
ゼルダの公式年表やシリーズの歴史を知るなら、『Hyrule Historia』が本命です。未公開コンセプトアートやコミックも含まれ、設定とビジュアルをあわせて楽しめます。
シリーズを横断する公式アートを見たい人には『Art & Artifacts』、BotWの制作過程やハイラル史を深く読みたい人には『Creating a Champion』がおすすめです。
どれも英語版ハードカバーですが、収録内容の軸ははっきり分かれています。シリーズの歴史・幅広い公式イラスト・BotWの制作資料のうち、読みたいものから考えると選びやすいですよ。
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