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PS5を1080p120でプレイし、映像をPCで録画・配信するなら、キャプチャーボードの入力・録画・パススルーを別々に確認しましょう。ひとつの数値だけが合っていても、思い描いた構成にはならないことがあります。
候補はAVerMedia GC571、GC575、Elgato Game Capture 4K Proの3製品です。すべてPCIe内蔵型で、Windowsデスクトップに取り付けてPS5の映像をPCへ取り込みます。
まず3つの用語
1080p120入力は、フルHDで毎秒120フレームの映像信号をキャプチャーボードが受け取れることです。PS5のゲームや出力設定に加え、接続するディスプレイも120Hzに対応している必要があります。
入力が120fpsでも録画設定が60fpsなら、保存映像は60fpsです。1080p120で録るには、PC側のキャプチャーソフトでも解像度とフレームレートを合わせてください。
パススルーはPS5から届いた映像を、ボードのHDMI出力からディスプレイへ送る機能です。録画上限とは別の数値なので、混同しないようにしましょう。
候補3枚の一覧
3製品ともPS5の1080p120映像を扱えます。一方でパススルーの上限や4K録画、必要なPCIeレーンには違いがあります。まずは一覧で全体像を確認しましょう。
| 製品 | 1080p120録画 | 最大パススルー | 最大録画解像度 | PCIe接続 |
|---|---|---|---|---|
AVerMedia GC571 | 対応 | 1080p240 HDR・VRR | 4K30 | Gen 3 x1 |
AVerMedia GC575 | 対応 | 4K144 HDR・VRR | 4K144※、4K60 | Gen 3 x4 |
| Elgato Game Capture 4K Pro | SDR・HDR対応 | 最大8K60、1080p120など | 4K60、1080p240 | PCIe 2.0 x4 |
※GC575の4K144録画はStreaming Center限定です。録画とパススルーの最大値は別々の上限です。二つの最大値を同時に使えるという意味ではありません。
フルHD120fpsを中心に使う場合は、4K録画の数値だけで決める必要はありません。マザーボードのPCIeスロットやキャプチャーソフトとの相性も、使い勝手を左右します。
120fps録画の価値
60fps録画に対し、120fpsでは1秒間に保存するコマ数が倍になります。視点を大きく動かす対戦ゲームや動きの速い場面では、録画を見返したときに細かな動きを追いやすいのが魅力です。
編集素材としても便利です。120fpsで録った映像を60fpsで再生すれば、動きを保ったまま約半分の速度にできます。スロー再生でプレイを振り返りたい人には、使いどころがありますね。
配信先の対応フレームレートはキャプチャーボードとは別に確認が必要です。PCには120fpsで取り込み、配信設定はサービスや視聴環境に合わせる運用が現実的です。
映像を圧縮する処理はPC側で行います。キャプチャーボードを追加してもPC負荷がなくなるわけではありません。高画質で長時間録るなら、エンコード中の負荷や保存先の空き容量も確認したいところです。
HDRとVRR
HDRは明暗や色の表現を広げる映像機能です。VRRはゲーム機とディスプレイの表示タイミングを合わせます。対応信号なら、HDRやVRRを保ったままパススルーできます。
録画とパススルーの対応状況は別々に確認しましょう。GC575とElgatoはHDR10をキャプチャーでき、HDRとVRRのパススルーにも対応します。GC571もHDRとVRRをパススルーでき、対応形式にはP010(HDR)が含まれます。
VRRをパススルーできても、その変動をそのまま録画できるとは限りません。録画時のフレームレートやHDRの扱いは、キャプチャーソフトの設定も合わせて確認してください。
GC571の特徴
AVerMedia Live Streamer ULTRA HD GC571は1080p120の入力と録画に対応します。PCIe Gen 3 x1接続でHDMI 2.0の入力・出力を備え、Windows 10/11の64ビット環境で使えます。
パススルーは最大1080p240 HDR・VRRに対応し、1440p60 HDR・VRRと2160p60 HDR・VRRも扱えます。フルHD120Hzを通すには十分な上限ですね。
録画の最大解像度は2160p30です。4K60録画を狙う人には合いませんが、1080p120録画が中心なら検討しやすい仕様でしょう。AVerMedia Streaming CenterやOBSなどのキャプチャーソフトを使えます。
GC575の強み
AVerMedia Live Gamer 4K 2.1 GC575はHDMI 2.1入力・出力とPCIe Gen 3 x4を採用しています。Windows環境では1080p120入力の映像を同じフレームレートで録画でき、HDR10もキャプチャー可能です。
パススルーは最大2160p144 HDR・VRRで、1440p240 HDR・VRRと1080p360 HDR・VRRにも対応します。PS5のフルHD120Hzに加え、高解像度や高リフレッシュレートの環境も使う予定なら、GC575のパススルー性能を活用できます。
録画上限は2160p144ですが、このモードはAVerMedia Streaming Center限定です。4K60録画もでき、OBSではStreaming Center Plugを使えます。PCIe Gen 3 x4のレーンを確保できるか確認してください。
Elgatoの強み
Elgato Game Capture 4K Proは1080p120の入力と録画にSDR・HDRの両方で対応します。HDMI 2.1入力・出力を備え、Windows 10の64ビット版以降で使えるWindows専用モデルです。
パススルーは最大8K60で、HDR10とVRRにも対応します。録画は最大4K60で、フルHDなら最大240fpsです。1080p120に加えて4K録画や高フレームレート録画も考えている人には、余裕のある仕様です。
PCIe 2.0 x4接続で、x4・x8・x16スロットに挿せます。対応ソフトはElgato StudioやOBS Studioなどです。メーカー仕様ではHDMI出力をラグフリーパススルーとしており、ノートPCには取り付けられません。
結論
1080p120の入力・録画を中心にPCIe x1で組むなら、GC571がおすすめです。4K録画は最大30fpsですが、フルHDの高フレームレートを中心にする構成には合います。
高解像度のHDR・VRRパススルーや4K144録画を求める人にはGC575をおすすめします。ただし4K144録画はStreaming Center限定で、PCIe Gen 3 x4が必要です。使うソフトとPC環境が合うかも確かめましょう。
HDRの1080p120録画、4K60録画、最大8K60のパススルーまで考えるなら、Elgato Game Capture 4K Proが適しています。必要なPCIe x4とWindows環境が整っていることを確認し、用途に合う一枚を選んでください。
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