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ゲーム大会の配信では、ステージ上のカメラや実況席から配信卓まで、映像を安定して届けられるかが肝になります。配線が長くなる会場なら、SDI信号を光ファイバーで伝送する方法が役立ちます。
SDI光伝送器の役割は、大きく二つに分けられます。SDIを光へ変える送信器と、光を受け取ってSDIに戻す受信器です。一台で双方向を同時に扱う機種もあります。
ゲーム機のHDMI出力をそのままつなぐタイプではありません。ゲーム映像をSDIに変換した後の経路に使います。会場に敷設された光ファイバーの種類も関わりますよ。
6機種の早見表
一覧には12G-SDI対応の双方向機と送信器・受信器を分けた機種、ラックに収める受信カードを並べました。光ファイバーの種類や伝送距離も確認できます。
| 製品 | 役割 | 光ファイバー・距離の目安 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|
| Blackmagic Design Mini Converter Optical Fiber 12G | 双方向 | シングルモード。最大約16kmの案内、12G-SDI時の例は最大約6km | 28,980円(税込) |
| IMAGENICS OS-UT | 送信 | シングルモード、最大約10km | 150,000円(税抜) |
| IMAGENICS OS-UR | 受信 | シングルモード、最大約10km | 150,000円(税抜) |
| AJA FiDO-T-MM | 送信 | マルチモード、OM4で最大700m、OM3で最大300m | — |
| AJA FiDO-TR-12G | 双方向 | シングルモード、最大10km | — |
| AJA OG-FiDO-2R-12G | 2系統受信 | シングルモード、最大10km | — |
価格欄は参考価格です。実売価格は時期や販売店によって変わります。IMAGENICS製品は税抜、Blackmagic Design製品は税込表記なので、見積もり時は税の扱いもそろえてください。
送信器と受信器が別々の機種は、対になる製品をそろえて一つの回線にします。双方向機なら両端に一台ずつ置くと、映像を同時に往復させられます。機材の置き場所と映像の流れを合わせて考えましょう。
12G双方向機
Blackmagic Design Mini Converter Optical Fiber 12Gは、SD、HD、3G、6G、12G-SDIに対応し、最大2160p60まで扱えます。BNC入力と出力を各一系統備え、SDIから光への送信と光からSDIへの受信を同時に行えます。
光接続はシングルモード光ファイバーとLCコネクターで、SFPモジュールは別売です。公式希望小売価格の目安は税込28,980円で、実売は時期や店舗によって変わります。SFPの費用も予算に含めてください。
距離表示には幅があり、製品紹介では最大約16km、マニュアルの12G-SDI時の例では最大約6kmです。SFPとファイバーの条件で距離が変わるため、12G運用なら6kmを基準に回線を確認するのが堅実です。
Blackmagic Design Mini Converter Optical Fiber 12G
Amazonで探すAJA FiDO-TR-12Gも小型の独立型で、送受信を同時に行えます。270Mbpsから12Gbpsに対応し、シングルモードで最大10kmを伝送できます。LC Duplex接続で、BNC入力と出力は各一系統。5~20V DCで動作し、最大消費電力は4Wです。ユニバーサル電源アダプターが付属し、メーカー保証は5年間です。
OS-UTとOS-UR
IMAGENICS OS-UTはSDI送信用です。12G、6G、3G、HD、SD-SDIに加えてDVB-ASIにも対応します。BNC入力は一系統で、入力ケーブル補償とリクロック機能を備えています。
シングルモード光ファイバーで最大約10kmを伝送し、DLC光端子を使います。DC 5Vで動作し、最大消費電力は2.5W。国内専用ACアダプターも付属します。
IMAGENICS OS-UT
Amazonで探すIMAGENICS OS-URはOS-UTからの光信号をSDIに戻す受信器で、対応規格と最大伝送距離も同じです。BNC出力が二系統あり、同じ映像を配信スイッチャーと確認用モニターへ分けて送れます。
参考価格は一台150,000円(税抜)で、二台なら定価の目安は合計300,000円(税抜)です。実売価格は時期や販売店によって変わります。DLCの片側はダミーポートでSimplex LCも使えますが、APC研磨端面には対応しません。
IMAGENICS OS-UR
Amazonで探すFiDO-T-MM
AJA FiDO-T-MMはSD、HD、3G-SDIを光ファイバーへ送る機器で、対応信号は最大3Gbpsです。マルチモードを使い、OM4なら最大700m、OM3なら最大300m伝送できます。
SDIループ出力を使うと、入力映像を近くの機器にも分けられます。光で配信卓へ送りながら、ステージ脇のモニターにも同じ映像を出せるわけです。近場の分岐に便利ですね。
LC Simplex端子に接続し、5~20V DCで給電します。最大消費電力は2Wで、ユニバーサル電源アダプターが付属します。マルチモード回線がすでにあり、距離が仕様内なら既設設備を生かせます。
最大3Gbpsまでのため、12G-SDI信号を送る系統には適しません。映像形式と会場のファイバーが合う場合に選べば、必要以上に高い規格の機材を抱えずに済みます。
2系統受信カード
AJA OG-FiDO-2R-12Gは光からSDIへ変換するopenGear用の2チャンネル受信カードです。シングルモード光ファイバーで最大10km、対応信号は270Mbpsから12Gbpsまで。LC光入力とBNCの12G-SDI出力を二系統ずつ備えています。
適合する光ファイバー用SFPが付属します。使用にはOG-X-FR、OG-3-FR、DFR-8321のいずれかのopenGearフレームが必要です。すでに対応フレームを使っている配信ラックにおすすめです。
カード一枚で二つのスロットを使い、フレームから給電します。最大消費電力は3Wでホットスワップにも対応するため、電源アダプターを個別に並べず複数の光映像をラックに集約できます。
ネットワーク経由でRoss DashBoardから監視できます。二系統の光映像をまとめて扱えるため、複数カメラや中継系統がある大会でも管理しやすい構成でしょう。
結論
12G-SDIを長距離へ送り、配信卓側で映像を二つに分けるならOS-UTとOS-URをおすすめします。双方向を一台で担う場合は、SFP別売のMini Converter Optical Fiber 12Gか、アダプター付属で5年保証のFiDO-TR-12Gが適しています。
既設のマルチモード回線で3G-SDI以下を送るならFiDO-T-MMが合います。openGearフレームの配信ラックで二系統を受ける現場にはOG-FiDO-2R-12Gがおすすめです。信号レートと光配線が合う組み合わせを選びましょう。
大会本番では、伝送器に加えてSFPやケーブル、受信側の出力先まで含めて映像経路を組むことが大切です。距離と接続規格が合えば、配信卓をステージから離して設置する構成にも対応しやすくなります。
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