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ゲームイベント配信では、対戦画面に選手や実況者の表情、観客の反応も添えたいところ。会場の熱気が画面から伝われば、視聴者も試合に入り込みやすくなります。設置位置を固定する会場では、離れた場所から向きを変えられるPTZカメラが頼りになります。
映像卓へHDMIで送る方法もあれば、NDIでネットワークへ流す方法もあります。両方に対応した機種なら、既存設備を活かしながら配信の構成を広げやすいですね。
4機種を見比べると、ズーム倍率や出力端子、会場運営に関わる機能に差があります。PTZカメラで映すのは選手や実況者、会場の様子で、ゲーム画面は別系統で取り込みます。
4機種の早見表
HDMIの最大出力やNDIの出力条件、ズーム倍率は4機種で異なります。接続先の映像形式に関わる項目も、表で確認できます。
| 機種 | 映像出力 | NDIなど | ズーム・特徴 |
|---|---|---|---|
CR-N100 | HDMI 最大4K UHD、IP | NDI HX2、SRT、RTMPとRTMPS | 光学20倍、プリセット最大100 |
CR-N300 | HDMI、3G-SDI、IP、USB | NDI HX2、SRT、RTMPとRTMPS | 光学20倍、プリセット最大100 |
| パナソニック AW-UE50W/K | HDMI 最大4K、3G-SDI 最大フルHD | NDI HX2 最大フルHD | 光学24倍、iズーム対応 |
SRG-A40 | HDMI、3G-SDI 最大フルHD、IP | NDI HX、SRT、RTMPとRTMPS | 光学20倍、オートフレーミング |
AW-UE50W/Kの希望小売価格は543,800円(税抜)です。実売価格は販売店や時期で変動するため、見積もりでは税込価格や付属品も確かめておくと安心です。
4機種ともIP映像伝送に対応し、プリセットとリモート制御を備えています。既設のSDI配線やNDI対応機器の台数によって、会場での扱いやすさは変わります。
CR-N100の特徴
キヤノンのCR-N100はHDMIから最大4K UHDを出力し、光学20倍ズームとデジタル20倍ズームも備えます。実況卓からステージまで距離がある会場でも、画角を調整しやすい機種です。
HDMIのほか、ギガビットLAN、USB Type-C、RS-422を搭載し、PoE+給電にも対応します。カメラの近くに電源を置きにくい場所では、対応するネットワーク機器から給電できるのが助かりますね。
映像伝送はNDI HX2、SRT、RTMPとRTMPSに対応します。RTPとRTSPも利用可能です。HDMI出力とIP映像伝送の両方を備えるため、接続先に合わせて方式を選べます。
プリセットはホームポジションを含む最大100箇所で、ステージ全景や実況者、選手席など必要な画角を登録して呼び出せます。試合ごとに同じ位置へ戻す運営や、複数人でカメラを操作するチームにも扱いやすいでしょう。
CR-N300の特徴
CR-N300はHDMIと3G-SDIを備えたモデルです。既存のSDI配線を活かしながら、HDMIやIP映像も取り入れられます。光学20倍ズームと最大100箇所のプリセットも備え、PTZカメラの基本機能がそろっています。
映像伝送はNDI HX2とSRT、RTMPとRTMPSに対応します。制御にはLANやWi-Fi、シリアル・赤外線・USBを使います。FreeDにも対応しており、対応設備ではカメラ位置の情報を扱う制作が可能です。
出力条件には注意が必要です。HDMIを4Kに設定するとSDIから映像は出力されません。HDMIとSDIで異なるフォーマットも選べないため、スイッチャーや収録機器の入力に合わせて出力フォーマットをそろえます。
HDMIとSDIの両方を使えるのは大きな強みです。既設設備との接続性を重視する大会や、SDI入力を使う配信卓にはCR-N300をおすすめします。
AW-UE50W/Kの特徴
AW-UE50W/Kは光学24倍ズームを搭載し、HDMIは最大4K、3G-SDIは最大フルHDを出力できます。iズームはUHDで28倍、フルHDで36倍です。会場後方からステージ上の人物を狙うときにも、画角に余裕を持たせられます。
NDI HX2を使うには対象モデル向けの有効化ファームウェアが必要で、メーカー案内では無償提供されています。NDI映像はフルHD出力です。HDMIの最大4Kとは異なるため、運用チームで条件を共有しておきましょう。
IP制御に加え、RS-422やAWプロトコルにも対応し、PoE+給電も利用できます。パンは左右各175度、チルトは下30度から上90度まで動きます。最大100ポジションを登録できますが、使える数はコントローラーによって異なります。
希望小売価格は543,800円(税抜)です。実売価格は時期や販売店によって変動します。HDMIで4Kを送り、SDIやIP配信の経路も整える中規模以上の会場には、AW-UE50W/Kをおすすめします。
SRG-A40の特徴
ソニーのSRG-A40はPTZオートフレーミングに対応しています。少人数で配信を運営しながら実況者や登壇者の画角を保ちたい場面で使える機能です。自動追従を使わず、通常のパン・チルト操作を行うこともできます。
光学ズームは20倍で、フルHD時にはテレコンバートモードで光学40倍にできます。超解像ズームはフルHDで40倍、4Kで30倍です。倍率を見るときは光学ズームと超解像ズームを区別しましょう。
映像出力はHDMI、3G-SDI、IPストリーミングに対応します。映像伝送はNDI HXとRTSP、SRTに対応し、RTMPとRTMPSも利用できます。3G-SDIの最大出力は1920×1080で、プリセットはCGIなら256箇所、VISCAなら100箇所まで登録できます。
給電方法はACアダプターかPoE++です。PoE++はPoE+より高い給電規格なので、ネットワークケーブル一本で運用する場合は接続先の給電能力も合わせる必要があります。自動フレーミングを使う少人数の配信では、SRG-A40が頼りになります。
結論
4KのHDMI出力とNDI HX2を備えた機種なら、CR-N100をおすすめします。既設のSDI設備も活かす場合はCR-N300が有力です。ただし、HDMIを4KにするとSDI出力が止まる点は確認してください。
大きめの会場で光学24倍ズームや3G-SDI、HDMIを使うなら、AW-UE50W/Kが適しています。NDI HX2はフルHD出力で、有効化ファームウェアも必要です。希望小売価格を目安にしながら、実売価格を販売店で確かめましょう。
実況者や登壇者を追従させる少人数配信には、オートフレーミング対応のSRG-A40をおすすめします。HDMI・NDI・SDIの接続条件に加え、会場の電源や制御設備も確認し、イベントの規模と設備に合ったPTZカメラを選びましょう。
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