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ゲーム配信で声を安定して届けたい人には、XLRコンデンサーマイクが有力です。声の細かなニュアンスを拾いやすい一方、XLR接続ではマイク単体をPCにつないでも使えません。
基本的には、XLR入力とマイクプリアンプ、ファンタム電源を備えたオーディオインターフェースやミキサーが必要です。機種ごとに必要な電圧が異なるため、接続先の対応範囲も確かめておきましょう。
紹介する4本は、指向性や接続方式、RFノイズへの対策に違いがあります。1人配信ならカーディオイド固定がシンプルです。複数人の収録にはAT2050、USB-C接続も使いたい人にはNT1第5世代という特徴があります。
マイクを替えても、キーボード音や部屋の反響は自動で消えません。口元との距離や周囲の環境も声の拾われ方に関わるので、マイクの仕様と合わせて考えたいところです。
早見表
| 製品 | 指向性 | ノイズ表記 | 配信で注目したい点 |
|---|---|---|---|
| LEWITT LCT 240 PRO | カーディオイド固定 | 19 dB(A) | マイクマウント、ウィンドスクリーン、バッグが付属 |
AT2050 | 単一・無・双指向性 | 17 dB SPL(A特性) | 指向性切替、ローカット、パッドを搭載 |
SM4キット | カーディオイド固定 | 13 dB SPL(A特性、典型値) | RFノイズ対策とポップフィルターが付属 |
| RØDE NT1 第5世代 | カーディオイド固定 | 4 dBA | XLRとUSB-Cの接続方式を選べる |
LCT 240 PRO
LCT 240 PROは、カーディオイド固定のXLRコンデンサーマイクです。正面の声を中心に拾うため、1人のゲーム配信に使いやすく、指向性を切り替える手間もありません。設定をシンプルにしたい人におすすめです。
XLR接続には48Vファンタム電源が必要です。金メッキの3ピンXLR端子から、48Vを供給できるインターフェースにつなぎます。XLRケーブルをPCに直接挿すだけでは動かせないため、接続機器も用意してください。
感度は16.7 mV/Pa、等価雑音レベルは19 dB(A)、最大音圧レベルは142 dB SPLです。大きな声を出す配信にも余裕がありますが、離れた声や部屋の反響は補えません。口元との距離も整えてください。
付属するマイクマウント、ウィンドスクリーン、バッグのうち、ウィンドスクリーンは息が当たる音や風切り音を和らげます。基本的な備品をまとめてそろえたい人にも便利な一本です。
AT2050の柔軟性
AT2050は単一指向性、無指向性、双指向性を切り替えられます。1人配信では単一指向性、複数人で囲む収録では無指向性、向かい合う対談では双指向性と、用途に応じて声を拾う範囲を変えられるのが特徴です。
ゲーム中に設定を何度も触る必要はありません。1人で机に向かって話すなら、単一指向性で十分です。配信に加えて対談や複数人での収録も行う人は、切替機能を活用できます。
ノイズは17 dB SPL(A特性)です。80 Hzのローカットは低い振動や空調音を抑えたい場面で、−10 dBパッドは大きな入力を抑えたい場面で使います。どちらも本体で設定できるのが便利です。
ファンタム電源は11~52 V DCに対応し、接続機器がその範囲の電圧を供給できれば使えます。ショックマウントは机の振動がマイクに伝わるのを和らげるため、アームやスタンドへの設置にも便利です。ポーチも付属しています。
Shure SM4キット
SM4は、スマートフォンやPC、Wi-Fiルーターなどから生じるRFノイズを遮断するシールド機能を備えています。電子機器の多いデスク周りでRF干渉が気になる人には実用的です。キーボードの打鍵音やファンの風切り音は空気中を伝わるため、この機能では消せません。
指向性はカーディオイド固定で、XLR接続には48Vファンタム電源を使います。感度は−38 dBV/Pa、セルフノイズは13 dB SPL(A特性、典型値)です。セルフノイズを抑えたい人やRF干渉が気になる人におすすめです。
最大音圧レベルは140 dB SPLで、大きな声が出るゲーム配信にも対応しやすい仕様です。ショックマウントと着脱式マグネットポップフィルターが付属し、息の破裂音を抑える備品を別に用意する手間を減らせます。
キットにはソフトシェルケースと変換ねじも入っています。公式の希望小売価格は税込51,150円で、実売価格は時期や販売店によって変わります。購入時に販売価格も確認しておきましょう。
RØDE NT1第5世代
NT1第5世代はカーディオイドのコンデンサーマイクです。XLRとUSB-Cの両方に対応しますが、同時には使えません。XLR入力のある機器につなぐ方法と、USB-CでPCへ直接つなぐ方法を選べます。
XLR接続時はP48のファンタム電源が必要です。USB-CならPCへ直接接続できるため、後からオーディオインターフェース中心の環境に移る場合も同じマイクを使えます。配信機材を段階的にそろえる人にも扱いやすい構成です。
等価雑音レベルは4 dBA、感度は25 mV/Paです。4機種の中でもノイズの数値は目を引きますが、表記や測定条件が完全にそろっているとは限りません。この数字だけで録音音質の順位は決められず、収録環境や声との距離も仕上がりに関わります。
最大音圧レベルは142 dB SPLです。SM6ショックマウントとポップフィルターに加え、XLRケーブルとUSBケーブルが付属します。接続用ケーブルがそろい、XLRとUSB-Cの両方を使いたい人にも取り入れやすい構成です。
結論
1人でゲーム配信をするなら、カーディオイド固定のLCT 240 PROがおすすめです。基本備品のマイクマウント、ウィンドスクリーン、バッグも付属します。XLR接続用に48Vを供給できるインターフェースなどは別途必要ですが、配信向けの構成を組みやすいモデルです。
対談や複数人での収録も行う人には、指向性を切り替えられるAT2050をおすすめします。RF干渉対策を優先する人には、シールド機能を備えたSM4が候補です。
USB-CでPCにつなぎたい人にはNT1第5世代が便利です。セルフノイズの数値が低く、将来XLR接続へ移るときも同じマイクを使えます。XLR接続ではP48が必要で、USB-Cとは同時に使えません。
配信が1人か複数人か、RF干渉が気になるか、USB-Cも使いたいか。この3点を軸にすると、用途に合う一本を決めやすくなります。声を近くで拾うことも大切です。XLR接続なら、接続先が必要なファンタム電源を供給できるか確かめてください。
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