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ゲーム配信向けのループバック対応オーディオインターフェースはゲーム音とマイクを配信へまとめる機材です。ボイスチャットへ送る音も整理できるので、相手にゲーム音が返る、配信で声が二重に聞こえるといった問題を避けやすくなります。
ゲーム音のまとめ方やマイク入力、モニター環境に注目し、4機種の特徴を紹介します。機種ごとにゲーム音やチャット音の扱い方、マイクのつなぎ方が異なります。
早見表
| 製品 | 音声のまとめ方 | マイク入力 | 得意な運用 |
|---|---|---|---|
Yamaha ZG02 | ゲーム音と通話音をPC上で分けて、配信ミックスへ | XLR、3.5mmヘッドセット | ゲーム音とチャットを別々に扱いたい |
| Roland BRIDGE CAST | PC音声を4チャンネルに割り当て、2種類のミックスを作成 | XLR、3.5mm CTIA | 配信音と自分の聴く音を別に調整したい |
ZOOM AMS-24 | 本体スイッチで入力音とPC再生音を合成 | XLRとTRSのコンボ×2 | スイッチで手早く配信音をまとめたい |
| Elgato Wave XLR MK.2 | Wave Linkで最大5種類のミックスを作成 | XLR | PCソフト中心で細かく音量管理したい |
機種の違いは、PC音声を複数チャンネルに分ける方式か、本体やソフトで配信用に混ぜる方式かです。ゲーム音と通話音を別々に調整するなら、前者が扱いやすいでしょう。
AMS-24は本体スイッチで音をまとめます。一方、Wave XLR MK.2はWave Link上で最大5種類のミックスを作れます。配信アプリへ何を渡したいかが分かると、違いをつかみやすいですよ。
販売価格は店や時期で変わります。XLRマイクやケーブルを追加するなら本体価格に足して考えると、配信に必要な機材の総額を見積もれます。
ループバックの役割
配信ではマイクの声とPC再生音を一緒に届けたい場面があります。両方を機器や専用ソフトで混ぜ、配信ソフトへ戻す仕組みがループバックです。
配信用ミックスをそのままボイスチャットへ送ると、ゲーム音まで通話相手に聞こえることがあります。通話にはマイクだけ、配信にはゲーム音とマイクを合わせた音声を渡すと、経路を把握しやすくなります。
音声の分け方は機種によって違います。PC再生音を別チャンネルに割り当てられる機種もあれば、マイク入力とPC音声をまとめて返す機種もあります。設定方法にも差が出ます。
ループバック対応という表記に加えて、ゲーム音と通話音を個別に調整できるか確認しましょう。配信ソフトに届く音も製品ごとに異なるため、視聴者向けと自分向けで音量を変える人には大事な点です。
ZG02
Yamaha ZG02はPC上のゲーム音とボイスチャット音声を分ける配信用ミキサーです。専用ドライバーでPCに2系統のデバイスとして認識され、ゲームはSpeaker、通話アプリはVoiceへ割り当てます。
配信アプリにはMIC、VOICE、GAMEを含むStreamingミックスを入力します。通話アプリにVoice入力を指定するとマイク音声だけを送れます。ゲーム音を相手に返さず配信したい人には、分かりやすい経路です。
XLRコンボ端子は+48Vファンタム電源に対応し、3.5mmヘッドセットマイク入力も備えています。両方は同時に使えません。ヘッドセットから始めて後からXLRマイクへ移る運用もできます。
FOCUS MODEやEQ、3D CHAT SPACEとボイスエフェクトを搭載し、ゲーム音や声の聞こえ方を調整できます。PC接続は最大24-bitで、サンプリング周波数は48kHzです。PHONESとMONITOR OUTを備え、ヘッドホンとスピーカーを使い分けられます。
BRIDGE CAST
Roland BRIDGE CASTではPC音声をCHATやGAME、MUSICやSYSTEMの4チャンネルに割り当てられます。PCモードには専用ドライバーが必要です。音源ごとの音量調整をしたい配信に合います。
STREAM MIXは配信用、PERSONAL MIXは自分用で、二つのミックスは独立して調整できます。自分にはチャットを大きく聞かせつつ、視聴者にはゲーム音を中心に送る設定も可能です。
マイク入力には+48Vファンタム電源対応のXLR端子と、プラグインパワー対応の3.5mm CTIAヘッドセット端子を備えています。二つの入力方式を使えるため、手持ちの機材に合わせやすいですね。
AD変換とDA変換は24-bitで、内部処理は32-bit浮動小数点です。USB接続時のWindowsは44.1kHzと48kHzに加えて96kHzにも対応し、macOSなどは48kHzです。USB接続設定はPC向けとゲーム機・モバイル機器向けに切り替えられます。
Roland BRIDGE CAST
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ZOOM AMS-24ではLOOPBACKスイッチをONにすると、INPUT 1と2の音声にPC再生音を加えてPCへ戻せるため、物理スイッチで手早く配信音をまとめられます。
STREAMINGモードでは入力音をステレオミックスとして配信ソフトへ送り、2つのヘッドホン端子から同じ音をモニターできます。USB OUTPUT 3と4の音声はループバックされないため、使う出力先には注意が必要です。
XLRとTRSに対応したコンボ入力を2系統搭載し、XLR入力には+48Vファンタム電源を供給できます。DIRECT MONITORをONにすれば入力音をPC経由なしで聴けるため、自分の声の遅れを抑えやすいのも利点です。
最大24-bit、96kHzに対応し、ヘッドホン出力を2系統備えます。外部モニター用のTRS出力も2系統あります。WindowsやMac、iOSやAndroidで使え、USBバスパワーか単三電池で動作します。
Wave XLR
Elgato Wave XLR MK.2はXLRマイクを接続し、ゲーム音、ボイスチャット、マイクをWave Link 3.0で管理する製品です。最大5つの独立ミックスを作れるため、配信用の音を配信ソフトへ渡せます。
PC上の音源をミックスするには対応OSでWave Linkを使います。ゲーム、通話、マイクの音量をアプリ上で細かく管理したい人に使いやすい方式です。ソフト中心の配信環境を組みたい人におすすめです。
XLRマイク入力は1系統で、+48Vファンタム電源に対応します。ゲイン範囲は80dBです。USB音声は24-bit、48kHzで、3.5mmヘッドホン端子は低遅延モニターに対応しています。
Wave FX ProcessorによるDSP処理に加え、Clipguard 2.0とVST Insertも使えます。対応OSはWindows 11の64-bit版以降か、macOS Sonoma 14.2以降です。利用するPCのOSがこの条件を満たすか確認しましょう。
Elgato Wave XLR MK.2
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ゲーム音と通話音を分け、配信には両方、通話にはマイクだけを送るならYamaha ZG02がおすすめです。ヘッドセットマイクも使えるため、配信を始めたばかりの人にも導入しやすいでしょう。
配信用と自分用で別のバランスを作りたい人にはRoland BRIDGE CASTがおすすめです。PC音声を4チャンネルで扱い、2種類のミックスを独立して調整できます。
本体スイッチで音をまとめたいならZOOM AMS-24を選ぶとよいでしょう。スマートフォンでも使えます。Wave Linkで複数のミックスを作り、XLRマイクの音を整えたい人にはElgato Wave XLR MK.2がおすすめです。
決め手はゲーム音とチャット音を別々に扱うか、配信側とモニター側の音量を変えるかです。必要な音声経路を基準に機種を選ぶと、設定後も調整しやすくなります。
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