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ゲーム大会を複数カメラで撮ると、試合画面や選手席、実況、会場全景の素材を後で揃える作業に時間がかかりがちです。タイムコードジェネレーターがあれば各機器に同じ時刻情報を記録でき、編集時に映像を合わせる手間を減らせます。
Bluetoothを搭載したカメラでも、タイムコードに対応しているとは限りません。TC入力に接続するか、音声入力へLTCを録るか、Bluetoothタイムコード対応機器へ記録するか。まずカメラ側の仕様を確認してください。
ここではゲーム大会の複数カメラ録画に使える5機種を紹介します。3.5mm接続やBluetooth記録、BNCやGenlock、Ambient ACNなど、入力端子と同期方式は製品ごとに異なります。
候補を早見表で確認
カメラの入力端子と照らし合わせやすいよう、5機種の同期方式と連続動作時間をまとめました。価格もあわせて確認できます。
| 製品 | 同期方式・特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|
| Deity TC-1 | 3.5mm LTC、TC-1同士は約9mで無線同期 | — |
SYNC E mkII | 3.5mm LTC、最大50時間動作 | — |
UltraSync Blue | 対応機器へBluetooth記録、最大6台 | 24,090円(税込) |
UltraSync One | LTC・Genlock・Word Clock、AirGlu RF | 45,100円(税込) |
| Ambient NanoLockit | ACNで同期、LEMO互換TC端子 | — |
表中の金額は税込の公式希望小売価格です。実売価格は販売店や時期によって変わります。価格を記載していない機種は、購入時に販売価格をご確認ください。
TC-1の特徴
Deity TC-1は専用TC入力のあるカメラや、音声入力へLTCを録音するカメラに接続できます。SMPTEタイムコードに対応し、ロック式3.5mm TRS端子を採用。ケーブルとコールドシューも付属します。
専用TC入力ではLINE、マイク入力ではMICレベルを選びます。無指向性のスクラッチマイクも内蔵。LTCを音声トラックに録るなら、同じ入力で通常の音声も収録できるか確かめてください。
23.98、24、25、29.97、29.97DF、30、50、60fpsに対応します。TCXOの精度は±0.5ppmで、ドリフトは72時間で1フレーム未満が目安です。長丁場でも時刻を保ちやすい仕様ですね。
Sidus Audioアプリで同期状態を確認でき、TC-1同士は2.4GHzの8チャンネルで最大約9mまで無線同期します。会場でカメラを離して置く場合は距離に注意が必要です。最大28時間動作し、USB-Cで充電できます。
SYNC E mkII
Tentacle SyncのSYNC E mkIIは、3.5mmジャックでTCを入出力する小型ユニットです。サイズは38×50×15mm、重さは30gで、カメラリグ周りにも取り付けやすいでしょう。
記録方式はSMPTE-12M準拠のLTCです。専用TC入力にはLINE、音声入力にはMICレベルを設定します。音声入力しかないカメラでもLTCを記録できますが、編集ソフトがそのトラックをタイムコードとして読み取れる必要があります。
Tentacle Setup AppではBluetooth経由で複数台を同期し、状態を監視できます。ケーブルによるジャムシンクにも対応。クロック精度は0.2ppmで、24時間に1フレーム未満のドリフトが目安です。連続動作は最大50時間に達します。
対応フレームレートは23.98、24、25(50)、29.97、29.97DF、30(60)fpsです。内蔵リファレンスマイクを使うには、カメラ側のプラグインパワーが必要です。音声の収録経路とあわせて給電設定も確かめてください。
Blueの特徴
Atomos UltraSync Blueは、カメラ側にBluetoothタイムコードの実装があればケーブルなしでメディアファイルへ時刻を記録します。Bluetooth搭載カメラでも非対応の機種があるため、Nikon Z 9や一部のiPhoneアプリ、ZOOM F8などの対応例とファームウェアを照合してください。
Bluetooth LEでは対応機器を最大6台、見通し約10〜15mの範囲で接続できます。AirGlu RFの見通し通信距離は最大200mです。遠距離で同期する場合は、接続先もAirGlu RFに対応しているか確認してください。
対応フレームレートは23.976、24、25、29.97、29.97DF、30、30DF fpsです。60fpsや120fpsで撮影するときは30fpsのタイムコード設定を使います。フリーラン時の精度は0.5ppmで約24時間に1フレームのドリフト、RFサーバーへのロック時は0ppmです。
本体は36gで、連続動作は20時間以上。USB-C充電と外部給電に対応します。公式希望小売価格は24,090円(税込)が目安で、実売価格は時期や販売店によって変わります。
Oneの特徴
Atomos UltraSync OneはLTCに加えてGenlockとWord Clockも出力します。BNC接続のシネマカメラや映像機器を含む現場で、フレームタイミングも揃えたいときにおすすめです。
本体にはロッキングMini DINの1.0と2.3に対応する端子を2系統備え、LTC用とGenlock用のDIN-BNCケーブルが付属します。ポート設定を変えると2系統目をLTC出力にできます。3.5mm音声入力だけのカメラには別売アダプターが必要です。
AirGlu RFは見通し最大200mで、UltraSync One同士や対応Atomos製品と同期できます。フリーラン時の精度は0.5ppm、RFロック時は0ppm。ステージでカメラを離して設置する収録におすすめします。
対応フレームレートは23.976、24、25、29.97、29.97DF、30、30DF fpsです。RF、Genlock、OLEDをフル稼働した状態で最大25時間動作し、重さ39g、サイズ55×44×17mmです。公式希望小売価格は45,100円(税込)で、実売は時期や販売店によって変わります。
NanoLockit
Ambient NanoLockitはACNの同期網を使い、対応機器のロック式LEMO互換TC端子に接続します。ACNメタデータにも対応し、Lockit機器を複数台使う収録チームでも使えます。
同じACNチャンネルに合わせて1台の緑ボタンを3秒押すと、他のLockit機器も同期します。ジャム時のフレームレート設定は自動です。大会中に設定を切り替える作業を減らせます。
単独動作時の精度は約0.1ppmで、ドリフトは1日あたり1フレーム未満が目安です。C-Jamモードはゼロドリフトをうたいます。撮影中もカメラへタイムコードを送り続けるには、有線接続を維持する必要があります。
連続動作は約25時間で、Micro-USBから給電・充電できます。重さは72g。TC入力がないカメラでは別売3.5mmケーブルでLTCを音声トラックに記録でき、マイク音声も同時に残す場合は分岐ケーブルを使います。
結論
3.5mmのTC入力か音声入力を持つカメラが中心なら、SYNC E mkIIを第一候補に挙げます。最大50時間動作し、精度は0.2ppmです。アプリ同期とケーブルでのジャムシンクにも対応しており、長時間の大会収録に使いやすい機種です。
Bluetoothタイムコード対応カメラにはUltraSync Blue、BNC入力やGenlockが必要な現場にはUltraSync Oneをおすすめします。Ambient ACNの機材を使うチームにはNanoLockit、同期距離が約9mに収まる構成にはTC-1が合います。
購入時はカメラの端子、信号レベル、フレームレートを確かめてください。Bluetoothは機種とファームウェアまで確認し、数台で短く収録して編集時に同期できるか試すと、本番のトラブルを減らせます。
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