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敵の輪郭がにじみ、視点を振ると照準や文字が追いにくくなる。FPSのように素早く動く相手を追う場面では、フレーム間に黒画面を挟む黒挿入機能が気になります。
ただ、リフレッシュレートの数字だけで決めるのは早計です。黒挿入と可変リフレッシュレートを同時に使えるか、端子ごとに何Hzで映せるかで使い心地が変わります。
今回取り上げるのはAcer Nitroの23.8型フルHD、ASUSとI-O DATAの27型WQHDの3機種です。早見表で画面サイズと機能を先に確認できます。
| 製品 | 画面・最大リフレッシュレート | 黒挿入機能 | 目立つ条件 |
|---|---|---|---|
Acer Nitro VG240YS6bmix | 23.8型・フルHD・180Hz※ | VRB | VRBは75Hz以上、FreeSyncと併用不可 |
ASUS ROG Strix XG27ACMES-W | 27型・WQHD・255Hz※ | ELMB Sync | ELMBとVRRを同時に有効化可能 |
I-O DATA GigaCrysta LCD-GCQ271UD | 27型・WQHD・240Hz | Clear AIM | 120Hz以上。VRR映像やHDR表示中は不可 |
※AcerとASUSの最大値はオーバークロック時です。価格は販売店や時期で変動します。購入時点の実売価格を目安にしてください。
黒挿入の働き
黒挿入は映像のフレーム間に短く黒画面を入れ、目に映像が残る時間を抑えて輪郭を追いやすくする仕組みです。ゲームのフレームレートそのものは増えません。
高Hz表示と組み合わせると、視点を素早く動かす場面で違いを感じやすくなります。一方で、黒画面が入るぶん暗く見えることも。明るさを重視する場面ではオフのほうが見やすい場合もありますよ。
使えるリフレッシュレートの下限は機種ごとに異なります。AcerのVRBは75Hz以上、I-O DATAのClear AIMは120Hz以上が条件です。普段遊ぶタイトルの設定が届くかも確認材料ですね。
VRRはゲームの描画速度に合わせて画面更新を調整し、カクつきや画面のずれを抑える機能です。黒挿入と同時に使える機種なら、なめらかさと輪郭の見やすさを両立できます。
Acer Nitro
Nitro VG240YS6bmixは23.8型IPSパネルのフルHDモデルで、表示は1920×1080です。WQHDより描画負荷を抑えたい人にもなじみやすく、画面が大きすぎないため視線を動かしやすいサイズ感でしょう。
HDMI接続で最大180Hzに対応しますが、その上限にはオーバークロックが必要です。ミニD-Sub接続は最大75Hzなので、180Hzを狙うならHDMIを選びます。
黒挿入機能はVisual Response Boost、略してVRBです。75Hz以上で使えますが、AMD FreeSyncとは同時に有効化できません。ゲームのフレームレートに合わせてFreeSyncを使うか、残像を抑えるVRBを優先するか、場面ごとに決める仕様ですね。
フルHDで高リフレッシュレートを目指すFPSプレイヤーにおすすめです。映像入力はHDMIとミニD-SubのみでHDMIは1系統のため、PCとゲーム機を頻繁につなぎ替える場合は手間がかかります。
ASUS ROG Strix
ROG Strix XG27ACMES-Wは27型Fast IPSパネルのWQHDモデルで、表示は2560×1440です。最大リフレッシュレートはオーバークロック時に255Hz。フルHDより広い表示領域が欲しい人や、作業用ウィンドウを並べたい人におすすめです。
黒挿入機能はELMB Syncです。ELMBと可変リフレッシュレートを同時に有効化でき、フレームレートが揺れる場面でも黒挿入を使えます。VRRも併用したい人には条件が分かりやすい機種でしょう。
映像入力はDisplayPort 1.4とHDMI 2.1、USB-Cの3種類です。垂直信号周波数はどの入力も48~255Hzで、USB-CはDisplayPort Alt Modeで映像を受け取れます。ノートPCとデスクトップを使い分ける人にも便利です。
WQHDで高いフレームレートを活かすには、接続するPCやゲーム機側の映像出力も大切です。重いゲームでは255fpsに届かないこともあります。普段遊ぶタイトルでどれくらいのフレームレートが出るかも考えておきましょう。
GigaCrysta
LCD-GCQ271UDは27型ADSパネルを採用したWQHDモデルです。WQHD表示のまま240Hzで映せて、HDMIは3つ、DisplayPortとUSB Type-Cは各1つ備えています。複数のゲーム機やPCを接続したままにしたい人に便利な構成です。
黒挿入機能のClear AIMは120Hz以上で使え、設定はオフとレベル1~3から選べます。段階ごとに輪郭の見やすさと画面の暗さのバランスを調整できるのが特徴ですね。
Clear AIMは可変リフレッシュレート映像では利用できません。HDRを自動に設定し、HDR映像を表示している間も無効になります。固定リフレッシュレートで黒挿入を使うか、VRRのなめらかさを優先するかを確認しましょう。
VRRの対応方式は端子ごとに異なります。HDMIはHDMI 2.1 VRR、DisplayPortはNVIDIA G-SYNC CompatibleとVESA AdaptiveSync、USB-CはVESA AdaptiveSyncに対応します。すべての端子でWQHD 240Hz入力が可能な点も利点です。
結論
フルHDで高リフレッシュレートを狙うFPSプレイヤーには、Acer Nitro VG240YS6bmixがおすすめです。HDMI接続なら最大180Hzで映り、VRBは75Hz以上から使えます。FreeSyncとは同時使用できないため、プレイ内容に合わせて機能を選びましょう。
WQHDで高Hzを求め、VRRと黒挿入を同時に使いたい人にはASUS ROG Strix XG27ACMES-Wをおすすめします。USB-Cを含む3種類の映像入力があり、ゲーム用PCとノートPCの併用にも便利です。255Hzはオーバークロック時の上限です。
複数機器を接続したままにしたい人には、I-O DATA GigaCrysta LCD-GCQ271UDがおすすめです。WQHD 240Hzに対応し、Clear AIMは3段階で設定できますが、VRR映像やHDR表示中は使えません。価格は時期や店舗で変わるため、購入時の実売価格も確認してください。
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