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ゲーム大会配信では選手のゲーム映像に実況席や舞台のカメラ、リプレイ素材も加わります。配信や収録、会場モニターへ映像を振り分ける中心機材がSDIマトリクススイッチャーです。
入力数だけでは必要な規模を決められません。4K60対応や出力先の数に加え、誰がどの方法で切り替えるかも現場ごとに異なります。
製品早見表
| 機種 | SDI入出力 | 大会配信で活きる機能 |
|---|---|---|
| Blackmagic Videohub 20×20 12G | 20入力・20出力 | 前面LCD、Mac・Windows用ソフト、Ethernet制御 |
KUMO 1616-12G | 16入力・16出力 | Web制御、RS-422、マルチリンクルーティング |
| コスミックエンジニアリング gen3232-12G-CP | 32入力・32出力 | DualJogパネル、独立マルチビュー出力、冗長電源 |
入出力数は接続できるSDIソースと出力先の数です。20×20なら入力20系統を受けて、出力20系統へ割り当てられます。端子数に余裕があれば配信卓や収録先が増えても、経路を追加しやすい構成です。
3機種とも12G-SDIに対応しますが、制御方法や周辺機能は異なります。本体パネルから操作するか、ネットワークや既存設備に組み込むかでも必要な構成は変わります。
Videohub 20×20 12Gの参考価格は426,800円(税込)、gen3232-12G-CPは2,900,000円(税別)です。実売価格は時期や販売店で変わります。見積もり時は希望小売価格を目安にし、税表示も確認してください。
SDIと12G
SDIはBNC端子を使う映像伝送規格で、放送やライブ配信の設備でも広く利用されています。マトリクススイッチャーは入力映像を出力へつなぎ替える機材で、映像の合成や画素数の変換は担いません。
12G-SDIなら対応機器間で4KやUHDの映像をシングルリンクで伝送できます。Videohub 20×20 12Gは最大2160p60に対応し、KUMO 1616-12Gも4KやUHDの単一リンク伝送が可能です。高フレームレートのゲーム映像を配信する系統で活用できます。
3機種はいずれも複数のSDIレートを扱いますが、対応する組み合わせは異なります。入力映像を別の画素数やフレームレートへ変換する機能はありません。映像規格は接続する機器間でそろえてください。
配信卓と収録機器へ1系統の映像を同時に送る際も、マトリクスの出力に同じ入力を割り当てられます。分配器を何段も重ねず経路をまとめられるため、送り先の多い大会でも配線の流れが分かりやすくなります。
Videohub 20×20
Blackmagic DesignのVideohub 20×20 12Gは12G-SDIの入力20系統と出力20系統を備えます。ゲーム機やカメラ、リプレイ映像を配信卓や収録先へ振り分けられます。
入力20系統を使えば選手用ゲーム機のほかに、カメラやリプレイの映像も接続できます。出力は20系統あり、配信卓や収録先、会場モニターへ個別に送れます。
前面の2.2インチLCDには映像やラベル、メニューが表示されます。ボタンとスピンノブで経路を変えられるため、PCを開きにくい現場でも本体から操作可能です。MacとWindows向けの制御ソフトは無料で使えます。
EthernetとUSB-Cを備えて全SDI出力をリクロックし、SD、HD、Ultra HDで最大2160p60を扱えます。入力再同期には対応しないため、異なるタイミングの信号をそろえる場合は別の同期設備が必要になります。
KUMO 1616-12G
AJAのKUMO 1616-12Gは12G-SDIの16入力・16出力を持つ1RUのマトリクスです。ネットワーク制御やシリアル制御を既存設備に組み込みたい会場で使え、保証期間は5年です。
4KやUHDをシングルリンクで伝送でき、デュアルリンクやクアッドリンクをまとめたルーティングも可能です。その構成では最大8K・UHD2まで扱えます。対応SDI規格は270Mbpsから12G-SDIまでと幅広い仕様です。
切り替えはSMPTE RP-168に従い、垂直ブランキング中に行う仕様です。指定されたSDIレートを自動選択してリクロックでき、音声を含むSDI埋め込みデータも通過します。
内蔵WebサーバーからEthernet経由でブラウザー制御ができます。RS-422とGrass Valley Native Protocolも利用可能です。専用の前面操作には、別売りのKUMO CPまたはCP2を組み合わせてください。
32×32モデル
コスミックエンジニアリングのgen3232-12G-CPは12G-SDIの入力32系統・出力32系統を備える2RUモデルです。ゲーム機やカメラ、リプレイ、収録先が集まる大会設備で多くの信号経路をまとめられます。
付属のDualJogコントロールパネルは本体から取り外して使えます。Ethernet経由のWeb制御では設定や操作を行え、機器の状態も画面で確認できます。
主出力バスとは独立したマルチビューモニター出力を備えます。Ethernet端子は3ポートで、そのうち2つがPoE対応です。本体1台には最大16台のコントロールパネルを接続でき、SNMPで遠隔監視・制御を行えます。
リファレンス入力と冗長電源を標準装備し、筐体寸法は482×88×330mmです。希望小売価格は2,900,000円(税別)で、実売額は時期や販売店によって変わります。
結論
20入力・20出力で前面LCDから操作できるVideohub 20×20 12Gは、比較的コンパクトな大会配信におすすめです。参考価格は426,800円(税込)です。入力再同期が必要な系統には、別途同期設備を加えましょう。
Web制御やRS-422、Grass Valley系の仕組みを既設設備で使う現場なら、AJA KUMO 1616-12Gが有力です。16入力・16出力で4Kのシングルリンクにも対応し、専用パネルを使う場合は別売りのCPかCP2を追加します。
多数の映像経路がある常設会場や大規模イベントにはgen3232-12G-CPをおすすめします。32入力・32出力に加えて独立マルチビューと冗長電源を備え、DualJogパネルも付属します。希望小売価格は2,900,000円(税別)です。
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